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今夜の番組チェック

 

 

桑谷さんが無言のまま流れる数秒間の時がものすごく長く感じる。抱えたコンビニの袋には
お茶菓子らしきものが入っていて、本番まではなごやかにお茶でもしようかという
ところだった。そんななごやかなムードが膝枕で一気に場が凍り付いた。
怖い・・・どうしよう。汗が止まらない。
壁にもたれかかった私の背中は、しみが残ってしまうほど汗ばんでいた。

望「う〜ん、まだ眠いの〜。あ、なっちゃん。買い物行ってきたんだ」
桑「・・・」
望「あのね、やっちゃんの膝枕、と〜っても気持ちいいの!後でなっちゃんもしてもらったらよく眠れるよ」
桑「・・・(くすっ)」
あれ?笑ってる?
私は居心地の悪い気分のまま収録本番を迎えた。

〜収録終了後〜
桑「ねぇ、もっちー。さっきのポッキーゲームのことだけど・・・しない?」
望「うん!やろうやろう!」
桑「はい、あ〜ん・・・もごもご・・・・・・もうちょっとだよ〜」
望「えへへ〜」

放送本番で盛り上がっていたポッキーゲームを、ふたりは私のいる前で突然始めてる。
どうしよう・・・だんだん望月さんの唇が近づいてく。
(やだ・・・きゅん・・・・・望月さん、胸が痛いです)
私、どっかへいっちゃいたい。でも、動けない。ばかみたいにふたりのキスを見せつけられてる!
時折、桑谷さんは私に横目を向けてくる。勝ち誇ったような目で。

桑「ぱきっ・・・(あとちょっとね)・・・はむぅっ!」
望「ん〜っ(な、なっちゃん!?唇ごと吸わないでー)」
桑谷さんは望月さんとの距離が近くなるや否や一気に望月さんのかわいい
唇に吸い付きはじめた。
望「・・・ぷはっ!もう、なっちゃん、そんなに激しくして!みんながみてるよ」

ふたりの仲良しぶりを見せつけられて、狭いスタジオのなかで私ひとりがいたたまれない
気持ちでいっぱい。寂しいよぉ・・・

桑「あら?やっちゃん、物欲しそうにして。ポッキーはたくさんあるから遠慮しないで
  食べていいのよ」
ち、違います!ポッキーが食べたいんじゃないです。ひどい・・・
私が泣きそうで小さくなっているのを、桑谷さんは腹黒そうに笑っている。
ぐすっ、帰りたい・・・