もう収録が終わってんだからひとりで帰っちゃえばいいのに。
結局ふたりのポッキーゲームをじっと見つめてしまった。ふたりの唇が
離れるとき、互いの唾液がねっとりと糸をひいてとってもえっちな感じ。
望「へへぇ、じゃあ今度はやっちゃんとしちゃおうかな」
や「え、えっ。そんな、私、いいです」
望「だって、さっきはやってみたいって言ってたじゃない。ほら、あ〜んっ」
や「(桑谷さん、ごめんなさい)あ、あーん」
私、どうしよう。みるみるうちに顔が赤く染まっていく。ポッキーが
半分の長さまできたとき、火照りは私の耳たぶにまで及んでいた。
桑「・・・ちっ」
や(!!!)
望「ちゅっ・・・」
やわらかい感触が私の唇に乗っかってる。望月さんのキスは甘い甘いフレンチキス。
でも、そんな感激にひたっている余裕はないみたい。
私、桑谷さんと勝負する・・・!
この女、あたしのもっちーと堂々キスなんかして。許せない。
や「・・・今度は桑谷さんとしたいです」
桑「そう来るのね」
や・桑「ぱきっ・・・ぽりっ・・・」
少しズレてるところがあるけど、声優としては成功するかもしれない、そういう雰囲気がある。
努力家で、演技力もある。
や「ちゅっ・・・」
桑「(お返しよ!)むちゅ〜」
や「やっ・・・」
かわいく、やわらかい声。そして見る人を癒すような柔和な顔立ち。
ついでにあたしよりも胸がある。なんか入れてるらしいけど。
はっきり言ってあたしの好み!
や「・・・はぁ、はぁ」
でももっちーは渡さないから。窒息させてあげる・・・
や「も、もうだめ・・・」
桑「負けた罰として、お蔵入りになった恥ずかしいポエム、たっぷり朗読して
もらうわよ。今度はあたしともっちーと三人で・・・」
や「は、はい・・・なんでもします」