桑「あれ?どうかしたの、愛ちゃん?」
愛「いえ、何でもないです!!」
桑「くすっ・・・」
や、やだ、見透かされてる。や、やばいよ。
愛「ぁあの、お風呂湧いてますんで」
桑「え、いいの。じゃあ、先にいただいちゃうね」
愛「はい!ごゆっくり」
ぱたん、と脱衣所の扉が静かに閉まった。
いま、桑谷さんは脱衣所でナニしてるんだろう。服を脱いで、そして下着を。
いつもセンスの良い服を着てとっても大人っぽい桑谷さんの下着は・・・きっと、
きっと凄いのに違いない。
はぁ、もうだめ。想像するだけでおかしくなってくる。
小さな胸も、くびれのないウエストも、すっぴんの表情も、全てが。
愛「桑谷さんの全部が見たいです・・・」
桑「・・・いいよ、愛ちゃん」
愛「えっ?」
ばっ、と見上げると脱衣所の扉から顔だけ出した桑谷さんがいる。
桑「こんなふうにコミュニケーションとることもなかなかできないから今日は
いっしょに入ろう」
心臓がバクバクと音をたててる。
ほんとにいいの?!
固まってる私をよそに桑谷さんはパタンと扉を閉めて先に浴室へ入っていった。
愛「・・・失礼します」
びくびくしながら私は脱衣所に入った。この先には桑谷さんがいる。
たぶん、入ったら・・・もう普通のコミュニケーションでは終わらない。
ひとつしかない脱衣用の籠は律儀に半分だけが、私の分があけてあった。
しかもまるで見せつけるかのようにブラが一番上に。
あきらかに大きいとは言えないサイズのブラ。それは可憐ちゃんと同じくらいに
ささやかな胸のあかし。
愛「桑谷さんのって、甘いなぁ・・・」
私、なにやってんの!?自分でも無意識のうちに桑谷さんのブラを鼻の前に
近づけていた。あわてて元の位置に、寸分違わず戻した、、、つもりだけど。
昔、友達の家のベッドの下にあったレディコミを無断で読んで、「元の位置から
ずれてるっ」て言われて、真っ赤な顔で全力で否定した記憶がよぎった。
薄いピンクのブラに可憐ちゃんの姿を重ねる。
可憐ちゃんのかわいい声、身長、そして・・・全てが桑谷さんなんだ。
ずっと遠くにいあたあこがれのひとがこんなに近くにいる。
こんなにも近くにいるのにラジオの仕事が終わったらもう離ればなれなんて、寂しい。
愛「入ります・・・!」