久代「なっちゃん、恥ずかしかった?」
夏子「うん・・・すごく。でも嬉しかった」
久代「ふふっ。久代、幸せだよ」
夏子「いいのかな?起きたばっかりなのに、まだ朝だよ」
久代「こういうのって、酒飲みの人が『昼間っから酒が飲めるぞー』って感じかな?」
夏子「くすっ。もっちーってばヘンなたとえ」
久しぶりに膝を突き合わせて湯船をともにするふたり。
夏子はからだじゅうが充実したような爽やかな感覚に包まれていた。
夏子「私ね、いつも強がりなっかり言ってるけど、こういう所を人前でさらけだす
ことがどうしてもできなくてさ」
久代は黙って聞いている。
夏子「もっちーの前だと自分に素直になれるから・・・」
久代「やだ・・・どうしたの。今日のなっちゃん」
久代は照れくさそうに夏子の目を見つめた。
夏子「私からのもうひとつのプレゼント、受け取ってくれる?」
久代「なぁに?」
夏子「今日はね、もっちーに甘えてあげる。ひねくれてない私、もっちーに見せるね」
久代「あははっ!なっちゃん、かわいい!」
夏子「きょ、今日だけだからね」
<おしまい>